先住猫と子猫が
仲良く一緒に暮らす
ためのポイント

すでに猫がいる家庭に子猫を迎え入れたあと、先住猫が猫との社会化ができているかによって、慣れるまでの時間や先住猫への配慮にも大きく影響があります。

お互いのニオイから慣らす

初めての対面後も、子猫が眠る場所と先住猫が寝る場所にタオルを敷いておき、このタオルを交換して引き続き、お互いのニオイに慣らします。

初めての対面まではこちら

交換したタオルの上で食事を与える

お互いのニオイがついたタオルの上で横になれるようになったら、さらに相手のニオイがついたタオルの上で食事を与えて、ニオイに対してよい印象を与えるようにします。食べられるようであれば、突然お互いが出くわすことがないように心がけ、それぞれの相手の部屋を探索させます。

気にならない距離で同時に
フードを与えて
徐々に距離を縮めていく

子猫をケージやキャリーに入れて、お互いが気にならない程度の距離を保った位置で、ご褒美やフードを与えます。お互いが食べられるようであれば、徐々に距離を近づけていきます。ケージの場合はフード以外におもちゃを使っても◎

ケージのドアを開けて
短時間から会わせていく

ケージ越しで問題なければ、ケージのドアを開けて短い時間から会わせていき徐々に時間を延ばしていきます。一緒に遊び始められるようになったら大成功です。

内田 恵子 獣医師
監修
内田 恵子 獣医師

元ACプラザ苅谷動物病院統括院長。JAHA内科認定医、JAHAこいぬこねこの教育アドバイザー。小動物臨床に35年間従事した後、現在ペットの動物病院でのストレスを軽減し、問題行動を作らない技量を広めるため活動中。