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DOG シニア期を迎える
愛犬のための高齢準備とは

「これから高齢になっていくと愛犬はどうなるの?」「介護が必要になったら、どうすればいいの?」
愛犬の老化は、飼い主さんにとって不安なことが多いはず。そんなシニア期を迎える愛犬がいる飼い主さんに
持ってほしい心構えがあります。それは…。

INDEX

中年期の脳と体を活発にさせる工夫で
高齢期に差が出ます

7歳のうちの子はまだまだ元気。今までどおりで大丈夫でしょ?

パピー時代から3歳ぐらいまでは、やんちゃでいろいろと手間がかかっていた。そんな愛犬が落ち着いて行動できるようになり、活発な6歳ぐらいまではあちこち愛犬と一緒にお出かけをしてエンジョイする飼い主さんが多いものです。そんなワンちゃんも7~9歳の中年期を迎えると、「運動や遊びへの欲求」が減ってきて、愛犬の状態が安定しているがゆえに、飼い主さん自身も愛犬に対する興味の度合いが薄れてしまう場合が多いように感じます。しかし、この7~9歳の時期の過ごし方がどういう老後を迎えるのかの分かれ道。

要求がないからといって、お留守番ばかりさせていると、ワンちゃんの脳も体の老化も加速させてしまいます。この時期は、これから迎える高齢期のための大切な準備期間。ぜひやっておきたい二つのことがあるのでぜひ実行してください。それは「愛犬の楽しいことをいっぱい一緒に行うこと」と「高齢期に必要になるかもしれないことを事前にトレーニングをすること」です。7~9歳は、体も動きますし、脳の働きも活発です。それをなるべく維持できるよう、準備を始めましょう。

イザという時に困らないよう元気なうちに「投薬」「給餌」「オムツ」の練習を

本格的な高齢期に向けて練習しておくことはありますか?

健康で元気な時はなかなか気がつきませんが、老化が進むと介護が必要になるケースもあります。そんな時にするケアを嫌がられないようにトレーニングしておくと安心です。例えば、必要な時に薬を飲ませられる「投薬練習」。自力で食事が摂れなくなった場合のシリンジやスプーンでの「給餌練習」。オムツの装着などに慣らしておく「オムツ練習」。また、外でしか排泄しないワンちゃんは、「室内トイレ練習]も。練習をしておくのとしないのとでは、イザという時に差が出るのでぜひやっておきましょう。

投薬練習

  1. 手から小粒のドッグフードを一粒ずつ与えます。
  2. 慣れてきたら、犬歯の後ろのくぼみを持つようにして、口を開けてフードを入れます。
  3. 口を開けることに慣れてきたら、口の中の奥にフードを入れる練習をしておきます。
  • 本番では、③と同じ要領で薬を口の奥に入れて飲ませましょう。

給餌練習(シリンジの場合)

  1. シリンジの容器においしいウエットフードを入れて興味を持たせます。
  2. シリンジの先から少しウエットフードを出して、なめさせます。
  3. おいしいとわかったら、なめ続けるのでシリンジの先を口の中に近づけてゆっくりと給餌します。

オムツ練習

  1. フードを与えながらまずは洋服を着せて、カラダに何か触れている状態に慣らします。
  2. 洋服が大丈夫になったら、同じ要領でマナーウェアや紙おむつを装着。徐々に装着している状態に慣らします。

室内トイレ練習は、成犬の場合も『子いぬの育て方』サイトの「トイレトレーニング」方法を参考にしてください。

体が動く今の時期に
「楽しい経験」貯蓄を
しておきましょう!

楽しいことをいっぱい一緒に行う高齢準備って何ですか?

動ける7~9歳は、愛犬の好きなこと、楽しいことがまだできる時です。自然豊かな山へ出かけハイキングをする、一緒に旅行する、アジリティ、ドッグダンスなど、若いころ好きだったことをこの時期にもトライしましょう。好きだった活動を続けることで体力を維持すると共に精神的な若々しさをキープすることもできます。実家や友人宅に連れていき、好きな人や犬に会わせるなど、愛犬が楽しめることを積極的に増やすこともオススメです。若い頃にしつけ教室に通っていて、楽しい記憶があるなら、シニア犬の教室に通うのも良い効果が得られます。
また、10歳を超えてくると、目や耳、歩行などに老化が出始めるので、それまでにボイスシグナルとハンドシグナルをそれぞれ練習して、コミュニケーションがとれるようにしておきましょう。そうしておけば、目や耳のどちらかが弱くなっても生活がスムーズです。使わない機能は、身体であれ、脳であれ、低下していくので無理のない範囲で使い続けることが大切です。ゆっくりでもいいので、歩くことや考えさせることを欠かさないようにするのが老化防止と健康維持につながります。

老犬のことを話せる信頼できる
相談相手を見つけましょう!

高齢期を迎える愛犬の飼い主としてどんな心構えが必要ですか?

老化していく愛犬との暮らしの「心構え」として必要なのは、「最期まで一緒に楽しく暮らす」という気持ちです。ワンちゃんの体が不自由になり、老犬との生活は戸惑うことがあって当然です。介護が必要になることも出てきますが「介護も楽しんで、お世話できる幸せ」を実感しましょう。
愛犬のことを話せる犬仲間と情報交換をしながら、老犬介護の話で盛り上がるのもいいですし、老犬への知識が豊富な獣医師、動物看護師、トリマー、ドッグトレーナーなどを見つけておくと安心です。困った時に相談できる相手がいることは、介護生活の支えになります。また、介護が大変な時は、飼い主さんも無理をせず、プロの手も借りましょう。動物病院など、介護が必要な老犬を預かってもらえる施設の心当たりを見つけておき、飼い主さんの負担も上手に軽減してください。そして、笑顔で愛犬との時間を過ごしましょう。

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